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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2018年06月24日

「確かなもの」と「不確かなもの」











福岡県福津市津屋崎
「なまことかえるライブラリー」発足の会でした。

「暮らしの問屋」店主の古橋さんと、
「コメタク」のさくらさんと
「おでんや」のるみさんと
「ながしのこたつ」ののぞみさん。

キーワードは「余白」だったかな。
あと、本の「旬」の話。

~~~以下メモ

「暮らしの問屋」
子どもが生まれると問いが生まれ、問いが始まる。
駅徒歩何分とかではなく、暮らしに問いを持つということ。

図書喫茶なまこ
なまこがなぜなまこなのか?
津屋崎では嵐のあと、海岸になまこが落ちている(打ち上げられている)

お気に入りの本だったら読んでみたくなる。
本を通して、人を好きになる。
人を好きなると、まちを好きになる。
まちを好きになると、暮らしたくなる。

なまこは見た目はよくないかもしれないけど、
中身はおいしい。

その瞬間、読む本。
ひとそれぞれ「旬」(タイミング)がある。
価値が流動していることを体現する場=本棚

「日々の家~たねの木」
本で地域が見える。
体を動かしながら「余白」をつくる

コメタク:米を炊くことで「余白」ができる。

のせるみさん:「間」について調べたいから休学した。

おでん屋台:「屋台」は「内」でも「外」でもない。
あいまいさ。ふところが深い。自由。

ながしのこたつ:こたつが突然あって、コミュニケーションがはじまる。

「一期一会」の瞬間。

おじいちゃん
「おでんを売っているけど、おでんを売っているわけではない」
おばあちゃん
「いやいや、うちはおでん屋さんなんです。」

確かなものと不確かなもの。
それが共存している場。
日常に「温度」や「色」がつくこと。

「交流できる」と「交流しなければならない」のちがい
「交流」を目的としない場

おでんが食べ物だからいい。
内と外があいまいであること。
共有地、共有物。

~~~ここまでメモ

期せずして、3人娘の表現している「場」が
「余白」というキーワードでつながる。

たぶん、「日々の家~たねの木」っていうこの場所も、
ここに来る人たちの「余白」になっていくのだろう。

「なまことかえるライブラリー」は、
そんな精神的な余白をつくっていければいいと思った。

だから、こんな場所に置きたい本、
誰かに届けたい本を。

そしてそれが、「かえる券」を通じて、
中学生高校生に渡っていくような、
そんな場になったらいい。

「食」や「畑」、「海」や「海産物」、そして本。

たくさんの「余白」ツールがこの町にはある。

そんなものがたくさん集まるような、
確かなものと不確かなものが共存しているような、
そんな「場」になっていくのだろう。

そんな「場」づくりに参画できることが
とってもうれしくて、
ああ、新潟から津屋崎に車で来てよかったなあと思う。

古橋さん、ありがとうございます。  

Posted by ニシダタクジ at 07:57Comments(0)イベント