2018年06月24日
「確かなもの」と「不確かなもの」





福岡県福津市津屋崎
「なまことかえるライブラリー」発足の会でした。
「暮らしの問屋」店主の古橋さんと、
「コメタク」のさくらさんと
「おでんや」のるみさんと
「ながしのこたつ」ののぞみさん。
キーワードは「余白」だったかな。
あと、本の「旬」の話。
~~~以下メモ
「暮らしの問屋」
子どもが生まれると問いが生まれ、問いが始まる。
駅徒歩何分とかではなく、暮らしに問いを持つということ。
図書喫茶なまこ
なまこがなぜなまこなのか?
津屋崎では嵐のあと、海岸になまこが落ちている(打ち上げられている)
お気に入りの本だったら読んでみたくなる。
本を通して、人を好きになる。
人を好きなると、まちを好きになる。
まちを好きになると、暮らしたくなる。
なまこは見た目はよくないかもしれないけど、
中身はおいしい。
その瞬間、読む本。
ひとそれぞれ「旬」(タイミング)がある。
価値が流動していることを体現する場=本棚
「日々の家~たねの木」
本で地域が見える。
体を動かしながら「余白」をつくる
コメタク:米を炊くことで「余白」ができる。
のせるみさん:「間」について調べたいから休学した。
おでん屋台:「屋台」は「内」でも「外」でもない。
あいまいさ。ふところが深い。自由。
ながしのこたつ:こたつが突然あって、コミュニケーションがはじまる。
「一期一会」の瞬間。
おじいちゃん
「おでんを売っているけど、おでんを売っているわけではない」
おばあちゃん
「いやいや、うちはおでん屋さんなんです。」
確かなものと不確かなもの。
それが共存している場。
日常に「温度」や「色」がつくこと。
「交流できる」と「交流しなければならない」のちがい
「交流」を目的としない場
おでんが食べ物だからいい。
内と外があいまいであること。
共有地、共有物。
~~~ここまでメモ
期せずして、3人娘の表現している「場」が
「余白」というキーワードでつながる。
たぶん、「日々の家~たねの木」っていうこの場所も、
ここに来る人たちの「余白」になっていくのだろう。
「なまことかえるライブラリー」は、
そんな精神的な余白をつくっていければいいと思った。
だから、こんな場所に置きたい本、
誰かに届けたい本を。
そしてそれが、「かえる券」を通じて、
中学生高校生に渡っていくような、
そんな場になったらいい。
「食」や「畑」、「海」や「海産物」、そして本。
たくさんの「余白」ツールがこの町にはある。
そんなものがたくさん集まるような、
確かなものと不確かなものが共存しているような、
そんな「場」になっていくのだろう。
そんな「場」づくりに参画できることが
とってもうれしくて、
ああ、新潟から津屋崎に車で来てよかったなあと思う。
古橋さん、ありがとうございます。