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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年05月15日

やりたいことは何か?と7つの問い

初開催した黎明学舎「テラコヤ・オンライン」
タイトルは「やりたいことの見つけ方」
東北芸術工科大学の本間真生さん。

高校時代、バレー部を途中でやめて、
一気にまちづくり、地域づくりにシフトし、
大学に入ってからも出会いと直感と行動力で
クランボルツ博士のプランドハプンスタンス(計画された偶発性)理論を
地で行くようなお話でした。

いちばん学びがあったのは、大学選びの話。
「まちづくり」や「地域」という分野に関心があり、
進路選択をするときに、つい、キーワードで選んでしまいがち。

そうすると、「地域」とか「コミュニティ」とかっていう学部・学科を目指すことになる。

たとえば国立大学の「地域〇〇学部」とか
経営学部の「地域〇〇学科」とか
本間さんがいる芸工大のように芸術・デザイン寄りの
「コミュニティデザイン学科」とか。

それって実は、アプローチの方法が違うんだよね、って。

某国立大学の地域〇〇学部の学生が言ってましたが、
フィールドワークが多すぎて、それに伴うレポート提出が山のようにあり、
みなレポート職人のように定型文になっていっていると。

いやあ、それでいいのか?って。
他者からの評価を前提にした教育カリキュラムは
ある程度仕方ないのだと思うのだけど、
そうやって出会った地域のどこかを、
卒論などで深めていけばいいのかもしれないけど。

そういう意味では本間さんの学科では、
夏に1か月、どこの地域でも行ってきて、
っていう「インターン」を実施していて、
その場所を決定し、何をやるか?に関しても
学生自身の感性と行動力に委ねられている。

高校生の時に、キーワードでフワッと進路を決めてしまうのではなくて、
そこまで大学の様子を調べて、AOや推薦の志望理由書がかけるくらいに
なっておくのってとても大切だなあと。
大学時代という膨大な時間(とお金)の投資を
納得できるものにするには、いっぱい調べないといけないなあと。

とりあえず、キーワードと偏差値(やブランド大学名)でこんくらいかな、みたいな進路選択してたらアウトだなと。
そんな大きな学びがありました。

あとは、今日のタイトルが
「やりたいことの見つけ方」だったのだけど、
やっぱり、「やりたいことは何か?」っていう問いでいいのか?
って思いました。

ブレークアウトルームでも話していましたが、
あらためて「地域」とか「コミュニティ」とかについて考えときに、
僕としては切り口を「アイデンティティ」に置きたいなと。

僕の本丸は、やっぱり「アイデンティティ・クライシス(自分らしさ危機)」だと感じました。
そしてそこから全部つながっているなあと。

これ、そろそろ整理する時を迎えているので、
ノートにキーワードを書き出してみました。

~~~ここからメモ

アイデンティティとコミュニティ
個人戦と団体戦
東洋と西洋
デカルトとスピノザ
評価と承認
共感と違和感
自我と共同体
個性の構成員になる
他者と出会う
キャリアデザインとキャリアドリフト
贈与者になる。
手段として学ぶと機会として学ぶ

~~~ここまでメモ

これで読書マップとかつくってみようかな。

ということで、寝るまでこの問いがぐるぐるしていて、夜中に出てきた言葉。

やりたいことは何か問題の深刻さはそれがアイデンティティに直結しているから。
いまはそれが負の連鎖をしている。

やりたいことは何か?という問いだけに集中してしまうのは平成で終わりにしよう。
誰と、いつ、どこで。
なぜ、誰のために。
何を、どのように。
その全ての問いが大切。

誰と、いつ、どこで学ぶか、学びたいか?
なぜ、誰のために学びたいのか?

その前提の上で、何をどのように学ぶか?
を考えることなのかもしれない。  

Posted by ニシダタクジ at 07:13Comments(0)学び