プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年11月07日

活性化とは心に灯を灯すこと

加茂留学「ヒマワリスプロジェクト」
の成果報告会でした。

涙でそうになりました。

学生の成長と
地域の人の温かい目。

そんなのに支えられて作られた
プロジェクトだったんだなあと思いました。

印象的だったのは
「育て人」の方のお話。

この方は周り近所に、
ヒマワリの種を配るだけでなく、
自分の家でポット苗にして、
育てやすいようにして配っていたそうです。

見事に大輪の花を咲かせたヒマワリ。

「もうすぐ咲くかな?」
近所の人たちが顔を合わせると、
そんな会話が生まれました。

「咲いたね。きれいだね。」

「学生さんたち、写真を撮りに来るんだよね?」

「学生さんたち、なかなか来ないね。花、枯れちゃうなあ」

ついに、花は枯れてしまった。
そして学生たちはやってきた。

期待を裏切った学生たちに、かけた言葉。
「いろいろ忙しかったんだろう。また来年も植えるから来年こそ来てよね」

その瞬間、大学生の心に残ったものこそ、
僕はこのプロジェクトの意義があったのではないかと思う。

最初は、巻き込まれたプロジェクト。
とにかく、やってみようと動き出した。
ニガテな初対面での会話、そしてプレゼンテーション。
それを地域はあたたかく受け入れてくれた。

「若者が動く。」
それだけで、希望なんだなあって思った。
だから。
若者には、動く責任があるのだと思う。

「加茂を元気にするためにヒマワリを育てて欲しい。」

そんなことを伝えながら種を配った大学生は、
小さな希望の灯を灯したのだと思った。

それは幼稚園生が描いた絵画展にも、
笑顔の写真展にも、あふれていた。

小さな小さな一歩だったのかもしれない。
でも、ここから始まっていくんだ、
そう予感させるには十分だった。

これからも地域と共に育っていくプロジェクトとなる。

実行委員会の高橋さんをはじめとした地域のみなさん、
関わった大学生、コーディネートの高澤くん、
本当にお疲れさまでした。

僕の心にも灯が灯りました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:25Comments(0)日記