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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2016年12月24日

ツルハシブックスが劇団になった日

2016年12月23日。
ツルハシブックスが劇団になった日。

ツルハシブックス恒例のサムライ合宿。
今回は電車移動で村上に動きながらのミーティング。

しかし、今回は何かが違う。
ツルハシブックス閉店を経て、
次の半年を考える。

いつも大切にしてきたのは、
「顧客は誰か?」
「顧客にとって価値は何か?」
で、だいたい中学生とか高校生になるのだけど、ね。

第1ターム@ベリーデイズカフェで、過去を掘り下げる。
そのあとの第2ターム@新発田イオンスタバが
風間さんプレゼンツの「うれしい瞬間」ワークショップ

これで過去からあぶりだされる個人の理想の状態が
見えてくる。

僕がうれしい瞬間は、
・動から静に場が移る瞬間。
・自分の過去が言語化された瞬間。
・同じ空間を異なる目的の人が分け合っている瞬間
と3つがすぐに思い浮かんだ。

ほかのメンバーからも、
なんというかキーワードが出てきた、出てきた。

特に、
ゆきもんの「違っていることを面白く感じる」と
さくらもんの「無関心である空間」
あいりもんの「なんか、よかった」
の3つが印象に残った。

その後チームに分かれて
第3タームのペアランチ(3人組あり)になった。

今回の僕のランチペアは
のんちゃん(大学2年)だったのだけど、
いろいろとキーワードが出てくる。

いちばんは、「違い」ということ。
「違っていること」は、
中学高校にあっては、デメリットであり、価値がない。

だから、友達と同じようにふるまってきたのだという。

「違いを楽しめる」

お客が高校生だとしたら、
そこに向かっていきたい。

そのためには、
まずは感性を発動させる環境をつくり、
他人と違っている自分を受け入れる。
そして、違いの面白さを体感する。

そこには、「本」のアシストが必要なのかもしれない。

ツルハシブックスは、「劇場」を目指していた。
「劇場」は、多様性と普遍性を同時に実現する。

「本のある空間」は、劇場よりも劇場になれるのではないか。

その一瞬一瞬のキャストが、
自分を演じているとすれば、
非日常と日常のあいだを、
自由自在に揺れ動くことができる。

それを、ナカムラクニオさんは
「一期一会の空間」と呼んだのではないか。
アサダワタルさんは、
「居場所という瞬間」と呼んだのではないか。

異なる目的の人が同じ空間を分け合っている。
それこそが僕の考える心地の良い空間だ。

ツルハシブックスは、
「偶然」という名の作品だと思ったことがある。

でも、次のステージのテーマは、
「偶然」から「劇場」へ。

そして、夜。
もうひとつの問いが投げ込まれた。

「中心は必要なのか?」
僕も感じていた違和感。

「顧客は誰か?」
「顧客にとっての価値は何か?」

という問いに全員で答え、それを言語化するということは、
そこに「中心」を生むことを意味する。

しかし、
「中心」は「ウチ」と「ソト」を生み出し、
そこに疎外感を感じる人を生んでしまうのではないか。

ひとりひとりの中に、
「顧客」と「顧客にとっての価値」を追求することは必要だけど、
きっとそれを「経営」と呼ぶのだろうけど。

「場」はもっと流動的で、
中心がないほうが魅力的なのではないか。

そうそう。
たぶんそうだ。

場の構成員によって、
「顧客」も「顧客の価値」も変わる、
そんな流動的な場をつくっていくこと、
かもしれないなあと思った。

2016年12月23日、ツルハシブックスが劇団になった日。
まだもう少し言語化にはかかりそうです。

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Posted by ニシダタクジ at 18:40│Comments(0)チーム
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