2015年05月07日
ひとりひとりの消費が社会を創造している

「投資家がお金よりも大切にしていること」(藤野英人 星海社新書)
熱い本です。
エコノミーの語源は
ギリシャ語のオイコノミクス
その意味は「共同体のあり方」
つまり、
みんながどのように生きたら
みんなで幸せになれるのか?
というのを追及するのが経済学であるということ。
なるほど。
そして著者は
ブラック企業を生み出しているのは
消費者である私たち自身だと言います。
安いものを求める心が
そこで働く人たちにしわ寄せをしている。
だから、ひとりひとりの消費行動を
見直すことが重要であると。
「消費をすることは
社会を創造することである」と
著者は言います。
たしかにそうかもしれません。
今回クラウドファンディングで
「寄付」を募りました。
2人の新社会人が
初任給から寄付をしてくれました。
それは、彼女たちなりの
創造的「消費」だったのかもしれないと思いました。
「寄付」という投票と同じくらい
「消費」という投票があると。
著者は1か月の支出をすべて記録してみること
をおススメしています。
自分が何に消費をしているか?
そんなことを見つめ直す時間を持つこと。
ていねいに生きる、とは
そういうことを意味するのかもしれません。
「ていねいに生きる」本棚に
登録決定です。