プロフィール
ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年12月05日

松陰先生の生んだ希望

僕の人生を決定づけたのは
小説「吉田松陰」の中の獄中のエピソードだった。

海外渡航の罪で入牢した野山獄。
ほとんどの囚人は、終身刑というか、
いつ出られるともしれない状況。
当たり前だがみんなの顔は暗く沈んでいた。

そこで松陰先生のとった行動は驚くべきものだった。
左隣の人はひとりで俳句を詠んでいた。
右隣の人はひとりで書を書いていた。
向かい側の人は、難しそうな本を読んでいた。

「あなた、みんなに俳句を教えてやってくれませんか?」
「あなた、その書を、みんなに教えてくれませんか?」
「あなた、その本の内容をみんなに説明してくれませんか?」

こうして、野山獄では
獄中俳句教室や書道教室や勉強会が行われた。
すると、囚人たちの表情がみるみる明るくなり、
より精を出して学ぶようになったという。

これだ!

と直感した。
これこそが「希望」だと思った。

学び合いの場をつくり、
ひとりひとりが、自分のためと
誰かのために学んでいく。

それこそが希望そのものだ。
獄中でできたことは、
いまのこの世の中でできないはずはない。

学び合いの仕組みをつくり、
希望を生んでいく。
これをやっていこう。
吉田松陰先生になろう。

こうして、2004年「吉田松陰プロジェクト」という名で始まったものが
いま、ツルハシブックスの中の朝活「ツルハシ朝大学」や
社長が語る「社長のツルハシ」などの企画につながっている。

松陰先生が生んだ希望を
150年の時を超えて、ここ新潟で再び開花させよう。  

Posted by ニシダタクジ at 10:30Comments(0)