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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年02月04日

非効率な時間と空間の中でいま、「文化のたね」が蒔かれた

昨日は怒涛のような1日。
モテる書店フォーラムに出演するため、
今井さんと東京・池袋へ。

上野駅で今井さんにミッション発生。
なんと、本、Tシャツ、トートバックと満載の
赤スーツケースを持ち、上野から池袋に運ぶという
ひどい仕打ち。
本当にありがとうございます。

新幹線のドアが開いた瞬間。
エスカレーターをダッシュして駆け上がり、
地下4Fから1Fへ
中央改札から銀座線へ。

そして乗り換え時間5分で銀座線渋谷行に。
揺られること23分。
外苑前に着きました。

どうしても、空気感を感じたかった、
ワタリウム美術館の坂口恭平「新政府展」

並んでるっ!!
20人くらい並んでる中に入場。

2F。
まあこんなもんか。

3F。
描いた絵。
なるほどなるほど。

こんなもんかな~。
と思っていたら、4F。
心を打ち抜かれた。

「あなたは何大臣ですか?」
とビデオメッセージ。
そして、壁一面に描かれた壮大なマインドマップのような
坂口恭平さんの頭の中。

シビれる。
とはこういうことを言うのだろう。

印象的だったひとこと
「世界を変えるとは言わず世界をもうひとつ増やす」
そうなんだよね。
世界を変えるのではなく、新しく作る。

わずか30分の異次元空間から生還した後、
銀座線から山手線に乗り換えて一路、池袋を目指す。

電車の中でも興奮が収まらず、
「俺は何大臣なんだよ~?」
と心の中で叫び続ける。

そして、池袋。
まずはランチ会から。
いか文庫の藤田さん登場にみんな歓声。

そしてモテる書店フォーラム。
僕のトークでいいのか、と思いつつ、
川上さんとセッションする。

そして、川上さんが
西日本で最大にリスペクトする書店
ウィー東城店の佐藤店長が登場。

これには僕も、心が震えた。
おじいちゃんおばあちゃんのために
なんでもやる書店。

子どもにも大人気。
ステキだなあって思った。
ライバル店登場です。

その後、
新しい本屋ワークショップ。
池袋に新しく出す書店をストーリーブランディングしてみる、
というワーク。

わがチームがグランプリをいただいて、
商品、「埜庵」のかき氷券をゲット。
超うれしい。


そして、
「これからの本屋の話をしよう」の真剣トーク。

出版社。
取次。
そして著者。
たくさんの人のクロスする想い。

僕は改めて、
「価値とは何か?」というのが問われていると感じた。

そして「効率化とは本当に価値なのか?」という
突き上げるような問いが浮かんできた。

そしてそのまま地下の「世界の山ちゃん」での飲み会に突入。

最後にまた聞けた。
主催者の水井さんの熱い想い。

「本屋のあるまちで子どもを育てたい。」

その通りだなって思った。
本屋には、素敵なものが詰まっている、
と改めて感じた。

それはきっと
「文化のたね」と呼ばれるようなもの。
いつか芽を出し、花を咲かせるかもしれない。
でも、もしかしたら咲かせないかもしれない。

それでも、それを蒔いていくことって意味があるのだろうなって思った。

昨日のフォーラムとワークショップもそう。
すぐに何かが改善されたり、業績が上がるわけでもない。

しかし、小さな「文化のたね」が蒔かれた瞬間だった。

その場を共有できて、
心震える一瞬を味わえて、僕は幸せでした。

川上さん、水井さん、佐藤店長、今井さん、参加者のみなさま。
素晴らしい機会をありがとうございました。

一番感じたのは
非効率な時間と空間の中でいま、「文化のたね」が蒔かれた。

それだけです。
ありがとうございました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:20Comments(0)日記