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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2020年12月01日

「主体性」への旅

高校生のときに「主体的に」取り組んだ活動について、、、

総合型選抜(AO)における活動報告書の定型文。
「主体的に」取り組む活動とはいったいどんなだろうか?
そもそも「主体的」「主体性」とはなにか。
そんな問い。

昨日は浦崎先生を囲む会で
山本一輝さんと浦崎先生に挟まれるというぜいたくな席

あらためて、
3月31日の浦崎先生のブログ

https://taro4031.jimdofree.com/2020033101/

この時の予言が現実のものになってきたのだと。
「自走する探究/自走する学び」をやれている学校と
「やらされる勉強」をいまだにやっている学校。
新型コロナによる休校の時、その差が明確になった。

「やらされる勉強」をやってきた生徒は、勉強しなくなった。
「自走する探究/自走する学び」をやってきた生徒は、
ここぞとばかりに探究的に考え、実行し、ふりかえり、
次の実験へと向かった。
その結果は、来春の大学合格実績に明確に表れる。

もう「やらされる勉強」では、成果は上がらない。
その事実には、うすうす気がついているはずだ。

「地域で探究」その本質。
それは「自走する学び」だろうと思う。

昨日は「探究(総合的探究の時間)」「魅力化」についてもいくつかキーワードがあった。

「学びの土壌」にアカデミックな側面を持つこと。
だから、地域の大人も学び続けないといけない。

「とりあえず、地域の課題について取り組みをさせる」
のではなくて、
「自らの在り方生き方と一体的で不可分の課題に出会う」
ための機会づくりをどうするか。

これまでの「魅力化」(隠岐島前、津和野、大崎海星、飯野・・・)
=新学習指導要領のど真ん中
⇒真似をしてもコモディティ化するだけ。

本質さえつかんでいればシンプル

~~~こんな感じ

「主体性」や「当事者意識」について話していた時の
山本一輝さんの一言が心に残った。
「同質化」と「危機感」
東北マイプロでの「この町がなくなったら、私が無くなるようなものだ」
そういう感じ。
まさに「自己の在り方生き方と一体的で不可分の課題」に出会った人たち。

僕はそこに「好奇心」を加えようとしているのかもしれない。
そして何度も言うように「好奇心」は鍛えられるのだ。
「面白がる」「疑問を持つ」ことによって。
「好奇心」から来る「同質化」っていうのもあり得るんじゃないか。
それは「危機感」から来る「同質化」とはかなり質が違ったものになるかもしれないが。

僕が言う「場のチカラ」っていうのも、
「同質化」へのアプローチのひとつだと思う。
チューニングし、場と一体化する。

それはこの前オンラインツルハシでイケトが言っていた
「人生は自分のものではない」と感じられる瞬間であるのかもしれない。
しかし、それはフィクションだ。

「遅いインターネット」によれば、
https://note.com/tsuruhashi/n/n07ca42b9a1d8?magazine_key=m21a04cf91a68
僕たちは情報技術を「ここ」を、この場所を、この世界を豊かにするために、多重化するために用いている。
「多層化」という表現の方がいいか。

「主体性」「主体的に学ぶ」への旅。
分かりやすいのは「危機感」から来る「同質化」(≒当事者意識)からの「主体性」。

これから実験したいのは、
「好奇心」と「場のチカラの体感」によるフィクションとしての「同質化」からの「主体性」

極端に言えば、主体性を持つのではなく、主体性を持っているやつを演じるのだ。

来春、他県からも多くの新入生が入ってくる。
彼ら、彼女らは「最良の高校選択をした」と思って入学してくるだろう。
そこからが始まりだ。

「主体性のある人たち」を演じているうちに、
「主体性のある生徒が多い高校」を演じているうちに、
気がついたら素敵な高校になっている。

それを「創造的脱力」と言うのだろうな。

浦崎先生、素敵な機会をありがとうございました。

  

Posted by ニシダタクジ at 09:32Comments(0)学びアイデア日記