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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2017年10月04日

「問い」に出会うこと

「問い」に出会うこと。
それは「違和感」から始まるのかもしれない。

僕が最初に出会ったメッセージは
中学校2年生の時の瀬戸大橋開通の際の
大成建設のCM、「地図に残る仕事」だった。

高校3年生のとき。
図書館で鳥取大学遠山正英先生の
「沙漠緑化に生命を賭けて」を読んで、
これこそが僕の「地図に残る仕事」だと思い込んで
鳥取大学農学部を第一希望に。

1年浪人している最中に
GATTウルグアイラウンド交渉があって、
米の輸入のことで大揺れしていたとき。
「俺に任せろ」って受験したけど、
第一志望には受からず、米どころ新潟へ。

生きる意味を無くしてギャンブル依存症になったが
授業だけは皆勤賞。
友達がほとんどいなかったので
食事や飲み会に誘われず、

紀伊国屋書店新潟店に電車で行っては、
本を買って読んでいた。
本の影響で環境問題や微生物応用技術にハマり、
各種勉強会に出るようになった。

そして出会った一言。
「この微生物技術で、自動車の排ガスは環境を汚染しなくなる。」

えっ。
そういう問題?

感じた強烈な違和感。
環境問題ってそういう問題でしたっけ?
そうじゃないって思った。

環境問題をどのようにとらえるか。
これは人によってさまざまだろう。

僕はこの一言のおかげで、
より深く、哲学的に、そしてマクロに環境問題を
考えるようになった。
環境問題がもしチャンスだとしたら。

そんなときに僕は宮沢賢治の
「農民芸術概論綱要」に出会った。

われらは世界のまことの幸福を索ねよう
求道すでに道である

っていうやつ。
誰人もみな芸術家たる感受をなせ。
http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/2386_13825.html
なんだかとっても大きな問いをもらった。

そのときから僕のキーワードのひとつに
芸術、芸術家というのが加わった。

大学院のときには、
自分で書いたエッセイを印刷して、旅先で配っていた。

1998年10月に出したのが、
「I am here 芸術家の時代へ」
だった気がする。

いま思うと恥ずかしくなってしまうタイトルなのだけど、
そのときは大真面目だったなあ。

20年過ぎたいまでも、
その問いは胸に突き刺さる。

いかに生きるか?
そんな問いに出会うこと。

それこそが20代の宿題なのかもしれない。

つづく。

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Posted by ニシダタクジ at 08:32│Comments(0)足跡
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