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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年03月23日

「責任」と「やりがい」

「責任」と聞くと
ちょっと重苦しい雰囲気になる。
「自由」では、なくなる気がする。

「責任ある立場」
っていうのはどこか窮屈な響きがある。

21日午後、猛烈な揺れのフェリーに乗って
日本海に浮かぶ小さな島、粟島に来た。
午後5時過ぎから7時過ぎまで
続いたミーティング。

粟島×福島いわきの・ニイダヤ水産のプロジェクト
北海道から学生ネットワーク「あるぼら」の
西村くんも参戦して、
いま、それぞれの立場でできることを探った。

・生産計画
・販売計画
こちらは、漁協とニイダヤ水産にお任せする。

僕たちの出番は、
島内での干物作りへの理解と仲間集め。

ここに、大学生が威力を発揮するのではないか。

・全戸ヒアリングでの魚の加工品調査。
・試食の干物を食べてもらい意見をもらう。

そんなことをしながら、「一緒にやりませんか?」
と声をかける。
こうして、島での加工品づくりをスタートさせる。

そんなことが可能なのではないか?
という話をした。

いま。
教育の目的は、
「自立した個人を育てる」
というところに重きが置かれている。

しかし。
内田樹さんが言うように、
教育の本来の目的は
社会を維持・発展させていくために
必要な人材を育てていくことである。

個人にフォーカスしすぎて、
「人に迷惑をかけてはいけない」
裏を返せば
「人に迷惑をかけなければ何をしてもいい」
というような偽りの「自由」を生んだ。

そして、人は幸せではなく、不幸になった。
誰かのために、何かのために貢献できること。
その出発点を失い、
「なんのために生きるのか?」
と自問するようになったが、答えが出ない。

いま。
自分ができること。

粟島という過疎の村で、
大学生が果たしていく役割は、
決して小さくない。

そして、
「責任」あるプロジェクトへの参加は、
自らの人生の喜びを増してくれると思う。

星の王子さまの作者、サン・テクジュペリは言う。

人間であるとは
すなわち、責任を持つということである。

人間であるとは
自分には関係がないように思われる悲惨さを
目の前にして恥を感じることである。

人間であるとは
仲間が勝ち得た勝利を
誇りに思うことである。

人間であるとは
手にした石を据えることで、
自分が世界の構築に携わっていると
感じることである。

~~~~ここまで

この手で世界を構築している。
それは、大きい話ではなく、
小さなコミュニティの構築、
そこで役割を果たしていくことから始まっていくのではないか。

まずは5月2日~5日、「粟島の島開き」
のボランティアスタッフを募集します。
アワビ、サザエなど海の幸も満載です。
西田まで連絡下さい。
info@herosfarm.net
まで。  

Posted by ニシダタクジ at 08:03Comments(0)日記