2012年12月17日
個店の時代、商店街の時代
「まちゼミ」の松井さんが言っていた。
「商店街は必ず復活する。」と。
7年前にそれを確信したのだという。
現に、岡崎市の松井さんの町内は
7年間1軒も閉店していないのだという。
そんな話を聴いたタイミングで、
1冊の本に出会う。
「心の時代」にモノを売る方法
(小阪裕司 角川ONEテーマ21)

衝撃。
カミナリに打たれたような衝撃。
岡崎で起きていることは、
決して偶然ではなく、時代の要請なのだと
いうことを確信した。
「心の時代」が到来している。
山崎正和氏によると、
「生産と分配」の時代から
「贈与と交換」そして「社交と商業」の
時代へのふたたび回帰しているのだという。
モノが隅々まで行き渡った結果、
モノを買うという動機そのものが変わったと
小阪先生は言う。
「所有権の移転」から「体験の取引」に変わったというのだ。
テレビや車を「自分の所有物としたい。」という動機づけから、
棚田で作られた物語のある米を買いたい。という物語消費や
家をシェアして仲間をたくさんつくりたい、というような動機づけに変わった。
「価値観の転換」というのは、まさにここにある。
「体験の取引」のときに重視される「価値」とは、
「心の豊かさ」と「毎日の精神的充足感」である。
ドカーン。
カミナリが落ちた。
岡崎の「まちゼミ」で体現しているのは、
まさにこのことじゃないのか。
「まちゼミ」で店主の人柄に触れ、
「補聴器を必要とする日が来たら、あなたのところで買おうと決めていた」
と言えるお店があること。
まさに「心の豊かさ」「と「毎日の精神的充足感」がそこにあふれている。
松井さんの取り組み、「まちゼミ」の取り組みは、
「古き良き商店街を取り戻す」面もあるだろうが、
それよりも、
まさに「心の時代にモノを売る方法」を
実践していると言えるのだ。
ヤバいって思った。
正直、ゾッとした。
郊外大型ショッピングセンターはもうヤバいかもしれないって思った。
いまだに出店攻勢している場合か、って思った。
でも、読み進めると
「生産と分配」の経済がなくなるわけではないので、
ある程度は生き残れるのだろうが。
僕にとっては衝撃だった。
「商店街しか生き残れない」って思った。
「個性的な個店しか、生き残れない」って思った。
「心の豊かさ」「毎日の精神的充足感」を与えてくれるのは、
イオンの酒類売り場ではなく、やしち酒店だろう
ウオロクの鮮魚売り場ではなく、元助だろう。
そのきっかけを「まちゼミ」は作っているのだと思った。
そして現実に「まちゼミ」参加店舗は「売り上げを伸ばしている」のだ。
こわっ。
こわいでしょう。
大学生のみんなに伝えなきゃいけない社会の変化って
こういうことなのかもしれません。
就職活動中のみなさん。
あなたの入社したい会社は、
お客さんに「心の豊かさ」と「毎日の精神的充足感」を
与えることができていますか?
そんな問いをひとつ、僕からプレゼントします。
「商店街は必ず復活する。」と。
7年前にそれを確信したのだという。
現に、岡崎市の松井さんの町内は
7年間1軒も閉店していないのだという。
そんな話を聴いたタイミングで、
1冊の本に出会う。
「心の時代」にモノを売る方法
(小阪裕司 角川ONEテーマ21)

衝撃。
カミナリに打たれたような衝撃。
岡崎で起きていることは、
決して偶然ではなく、時代の要請なのだと
いうことを確信した。
「心の時代」が到来している。
山崎正和氏によると、
「生産と分配」の時代から
「贈与と交換」そして「社交と商業」の
時代へのふたたび回帰しているのだという。
モノが隅々まで行き渡った結果、
モノを買うという動機そのものが変わったと
小阪先生は言う。
「所有権の移転」から「体験の取引」に変わったというのだ。
テレビや車を「自分の所有物としたい。」という動機づけから、
棚田で作られた物語のある米を買いたい。という物語消費や
家をシェアして仲間をたくさんつくりたい、というような動機づけに変わった。
「価値観の転換」というのは、まさにここにある。
「体験の取引」のときに重視される「価値」とは、
「心の豊かさ」と「毎日の精神的充足感」である。
ドカーン。
カミナリが落ちた。
岡崎の「まちゼミ」で体現しているのは、
まさにこのことじゃないのか。
「まちゼミ」で店主の人柄に触れ、
「補聴器を必要とする日が来たら、あなたのところで買おうと決めていた」
と言えるお店があること。
まさに「心の豊かさ」「と「毎日の精神的充足感」がそこにあふれている。
松井さんの取り組み、「まちゼミ」の取り組みは、
「古き良き商店街を取り戻す」面もあるだろうが、
それよりも、
まさに「心の時代にモノを売る方法」を
実践していると言えるのだ。
ヤバいって思った。
正直、ゾッとした。
郊外大型ショッピングセンターはもうヤバいかもしれないって思った。
いまだに出店攻勢している場合か、って思った。
でも、読み進めると
「生産と分配」の経済がなくなるわけではないので、
ある程度は生き残れるのだろうが。
僕にとっては衝撃だった。
「商店街しか生き残れない」って思った。
「個性的な個店しか、生き残れない」って思った。
「心の豊かさ」「毎日の精神的充足感」を与えてくれるのは、
イオンの酒類売り場ではなく、やしち酒店だろう
ウオロクの鮮魚売り場ではなく、元助だろう。
そのきっかけを「まちゼミ」は作っているのだと思った。
そして現実に「まちゼミ」参加店舗は「売り上げを伸ばしている」のだ。
こわっ。
こわいでしょう。
大学生のみんなに伝えなきゃいけない社会の変化って
こういうことなのかもしれません。
就職活動中のみなさん。
あなたの入社したい会社は、
お客さんに「心の豊かさ」と「毎日の精神的充足感」を
与えることができていますか?
そんな問いをひとつ、僕からプレゼントします。