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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2012年12月24日

応援者であるというコミュニティ

ファンドレイジングのカタチを考える。

昨年。
ニイダヤ水産の真空パックの機械を購入するための
小さなファンドをつくった。

今年はFAAVOでニイダヤの販売拠点となる
ツルハシの干物コーナーをつくった。

この2つの違いは何か?

まず昨年は、
3つの「応援したい」が詰まっていた。

1 営業再開にはどうしても真空パックが必要 ⇒ニイダヤ水産そのものへの応援
2 個人個人の何か応援したいと思っている気持ち ⇒自分の気持ちの受け皿としてファンドを利用
3 何かしたいと思う大学生たちの存在 ⇒大学生たちへの応援の気持ち

今年は
もちろんニイダヤへの物語、新潟とのつながり
をアピールしたのだが、
「なぜいま、あなたへ、寄付をしなければいけないのか?」
という問いに対してのスイッチを押すまではいかなかった。

これはもちろん、昨年に比べての
事態の切迫性、緊急性が少なくなっていることが
最大の原因であると思うが、

もうひとつ、人はなぜ寄付をするか?
で忘れていたことがあった。

これは
「人はなぜ、モノを買うか?」
「人はなぜ、ボランティアをするか?」
「人はなぜ、サークルに入るのか?」
についても、まったく同じことが言えるのだが、

「仲間に入れてくれ」という所属の欲求は
かなり強いものがあると思う。

便利・快適な世の中の代償はいろいろあるが、
ひとつ、大きなものを挙げると、やはり「孤独」だ。
人は「孤独」を抱えて、どこかに所属したいと思っている。

意識的か無意識かはわからないけど、
「モノを買う」
「ボランティアをする」
「サークルに入る」
ことでコミュニティに入れるとすると、
それは、その人にとって大きなメリットとなる。

だとすると、
「寄付をする」という購買行動(お金を使うという点では、これは購買行動と同じだ)
によって、「仲間になれる」というメリットを提供することは
かなり重要なのではないだろうか。

応援者であるというコミュニティをつくる。
これは、商店でも、NPOでも同じだ。

そのあたりの設計がいまのファンドレイジングの課題なのだろうとすごく思った。  

Posted by ニシダタクジ at 07:03Comments(0)日記