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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2011年10月25日

耕作放棄地問題

目的は何か?
その前に根本原因はなにか?

ここから出発しないと。

タバコ農家7割廃業で
ますますクローズアップされるであろう
耕作放棄地問題。

じゃあ、代わりに農業やる人を探しましょうか?

っていうのも大事だけど
それだけでは根本的な解決になっていない。

こういうときこそ
「なるほど」「チャンスだ」「ありがたい」
の法則だ。

まずは「なるほど」と事実をそのまま受け止める
次に「チャンスだ」と機会的に事象を見る。
最後に「ありがたい」とこのことのおかげで、と感謝して見るということ。

とすれば、
耕作放棄地問題の原因は
農家の高齢化と担い手不足によって
耕作地の放棄が進んでいるからだ。

ではどうして、高齢化で担い手不足なのか。
その原因は、農業所得が、他産業より低く、
後継者が継がないから。
もうひとつは、農業従事希望者に対しての
農地がうまくまわる仕組みがないからだ。

仮に、農業所得を向上させることで、
後継者が育つとすると、
その向上のために、
たとえば、生産、加工、販売を一貫してやる
「6次産業化」などが必要となってくる。

それを農家単独で行うことは
資金的、時間的、技術的に難しいので、
地域内企業や、大学生のプロジェクトで
作り上げていく方法もある。

それでは、
「耕作放棄地問題」を機会として見ると、
どんなことが可能になるだろうか。

たとえば、市民農園。
シニア世代の農的活動への関心は高まっているから、
彼らのために農家とコラボした市民農園を生み出していく。
そう言ったことも可能になるのかもしれない。

最後に
「ありがたい」として見る。

耕作放棄地問題・後継者不足によって、
若者の職業選択の幅が広がるということ。
特に、これからは、農業プロデューサーが
必要とされる時代になる。

個々の農家の6次産業化が
難しいのあれば、その機能を
誰か他の人が担っていく。

それによって、地域のつながりが
再構築されていく。

このように
「耕作放棄地問題」を
「なるほど」「チャンスだ」「ありがたい」
3段活用で、もう一度考えてみる必要がありそうだ。  

Posted by ニシダタクジ at 07:02Comments(0)アイデア