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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年05月08日

スパイラル

テキストで書くのは難しいのだけど、
勉強をしつづけるスパイラルとは、
どういうメカニズムだろうか。

A1「勉強できるから楽しい」⇒A2「楽しいから勉強する」⇒A3「勉強するからできるようになる」
B1「勉強できないからつまらない」⇒B2「つまらないから勉強しない」⇒B3「勉強しないからできない」

Bのスパイラルを
Aのスパイラルに変えていきたい、としよう。

ここでたいていの場合。
目的はA3 「勉強するからできるようになる」だ。
とにかく、子どもには勉強してほしい、と思っている。
そうすれば、できるようになって、楽しくなって、勉強するといういいスパイラルに
なっていくと信じている。

だからB3⇒A3となるアプローチをどうするか?
ということがミッションとなる。

たいていの場合、
その解決策は
「塾に行く」とか「家庭教師をとる」とか「自分が勉強を教える」
とかいう方法になる。

それは、B1をA1にするアプローチだと言ってもよい。

ここでポイントとなってくるのは
「塾」と「家庭教師」(あるいは個別指導塾)との違いだ。

家庭教師はたいていの場合、大学生のアルバイトがやっている。

よく「家庭教師はプロがいい」みたいな
CMをやっているが、僕はそうは思わない。

素人の大学生、年齢層の近いお兄さんお姉さんが
中学生の悩みに寄り添い、
一緒に勉強すると言うよりも話し相手になる、
というのが大きな価値なのではないかと思う。

つまり、家庭教師は
B2「つまらないから勉強しない」⇒A2「楽しいから勉強する」への
変化を狙っている行為とも言えるだろう。

そして、僕も、
そのほうが効率的ではないかと思う。

B1「勉強できないからつまらない」⇒A1「勉強できるから楽しい」
へのアプローチは途中に立ちはだかる壁があまりにも高すぎる。
B2⇒A2のアプローチの方が簡単に突破できそうな気がする。

だとしたら、
B2⇒A2への向かうアプローチを考えていくことが、
これからの学びの場に求められることではないだろうか。

僕たちはそれを「学習環境デザイン」で
達成しようと試みる。

他の人たちが楽しそうに学んでいる場。
そこに入ることによって、
「どうも学ぶことは楽しそうだ」と錯覚(!)させ、
場に合わせて、楽しそうに学んでいるフリをしているうちに、
本当に学ぶことが楽しくなっちゃう、という寸法だ。

うーん。
書いているけど、本当にそんなにうまく行くのか。
でも、行けそうな気がする。

Aのスパイラルを手に入れるため、たくさんのアプローチ方法があるように思う。  

Posted by ニシダタクジ at 06:38Comments(0)学び