2013年09月05日
石の上にも3年は、個人のキャリア形成には当てはまらないかも
「石の上にも3年」という有名な言葉は
商売とか、「場」を持つ人の話や、
職人というか、「手に職」的な仕事に
当てはまるのであって、
現代のサービス業化された社会
(つまり、仕事がスキルとして積み上がっていかない)
社会においては、当てはまらないのではないか?
巷では、3年離職率が
大きな課題だと思われている。
シチゴサン減少と呼ばれるように、
中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割
が3年以内に離職しているというデータがある。
そして離職率をどうやって下げるか?
が重要になってきている。
これは確かに企業にとっては重要だ。
高いコストをかけて獲得し、育成中の社員が
元を取らずに辞めていくのだから、これは大打撃だ。
一方で大学側も、
離職すると、学生の人生を関わってくるし、
大学の評判にも直結しているので、
なるべくなら辞めないで欲しいと思う。
そんなときに使われるのが、
「石の上にも3年理論」だ。
「転職してもいいけど、3年は勤めないと、経験としては認められない」
まあ確かに、再就職の際に、20代後半だとして、
3,4j回コロコロ仕事を変えている人よりは、
5,6年勤めている方が安心感があるような気がする。
でも結局重視されるのは
個人の能力や可能性や人柄なのだから
そんなに意味のないことのようにも思う。
もしかすると、「石の上にも3年」は
サービス業社会の今、
個人のキャリア形成には当てはまらないかもしれない。
本屋さんのような固定の店舗や
まきどき村のようなプロジェクトは、
3年続けなきゃいけないのはよくわかる。
市場がサービスを認知し、実感するまでに
時間がかかるからだ。
しかし、「場」や「プロジェクト」と
個人のキャリアはまた少し違う。
これがベンチャー企業で
個人がそれぞれ「長期プロジェクト」を
任されているような場合は違うのだろうけど、
多くの場合は、企業の一員として分担された仕事をしている。
それがリクルート社のような名のあるブランド企業であれば、
3年勤めることの価値もあるような気もするが、
そうでない場合は、3年勤めるメリットとデメリットを考えると、
決してメリットが多いとは言えないのではないか。
そしてその最大のデメリットが
いと本も言っていたけど、
「感性が死んでいく」リスクなのではないか。
個人が自分の感性に自信を持つこと。
これはかなり重要だと思う。
決定の時に、他者の意見ではなく、自分の感性に従うこと。
そうすれば、いざ、結果が出たときに
人のせいにしたりしない。
感性を磨くこと、自分の感性に自信を持つことは
人生において、もっとも大切なことのひとつだろうと思う。
石の上にも3年。
もし、感性が守られるのであれば、
そうしたほうがいいだろう。
しかしながら、もし、このままでは感性が失われると
自分の感性が訴えているならば、
僕は早めに辞めた方がいいと思う。
その会社での3年勤める経験と
自らの感性を天秤にかけたら、
間違いなく、後者の方が重い。
自分の人生を、自分の責任で生きていくために、
感性を大切に、そして、感性を磨き続けなければならない。
商売とか、「場」を持つ人の話や、
職人というか、「手に職」的な仕事に
当てはまるのであって、
現代のサービス業化された社会
(つまり、仕事がスキルとして積み上がっていかない)
社会においては、当てはまらないのではないか?
巷では、3年離職率が
大きな課題だと思われている。
シチゴサン減少と呼ばれるように、
中卒の7割、高卒の5割、大卒の3割
が3年以内に離職しているというデータがある。
そして離職率をどうやって下げるか?
が重要になってきている。
これは確かに企業にとっては重要だ。
高いコストをかけて獲得し、育成中の社員が
元を取らずに辞めていくのだから、これは大打撃だ。
一方で大学側も、
離職すると、学生の人生を関わってくるし、
大学の評判にも直結しているので、
なるべくなら辞めないで欲しいと思う。
そんなときに使われるのが、
「石の上にも3年理論」だ。
「転職してもいいけど、3年は勤めないと、経験としては認められない」
まあ確かに、再就職の際に、20代後半だとして、
3,4j回コロコロ仕事を変えている人よりは、
5,6年勤めている方が安心感があるような気がする。
でも結局重視されるのは
個人の能力や可能性や人柄なのだから
そんなに意味のないことのようにも思う。
もしかすると、「石の上にも3年」は
サービス業社会の今、
個人のキャリア形成には当てはまらないかもしれない。
本屋さんのような固定の店舗や
まきどき村のようなプロジェクトは、
3年続けなきゃいけないのはよくわかる。
市場がサービスを認知し、実感するまでに
時間がかかるからだ。
しかし、「場」や「プロジェクト」と
個人のキャリアはまた少し違う。
これがベンチャー企業で
個人がそれぞれ「長期プロジェクト」を
任されているような場合は違うのだろうけど、
多くの場合は、企業の一員として分担された仕事をしている。
それがリクルート社のような名のあるブランド企業であれば、
3年勤めることの価値もあるような気もするが、
そうでない場合は、3年勤めるメリットとデメリットを考えると、
決してメリットが多いとは言えないのではないか。
そしてその最大のデメリットが
いと本も言っていたけど、
「感性が死んでいく」リスクなのではないか。
個人が自分の感性に自信を持つこと。
これはかなり重要だと思う。
決定の時に、他者の意見ではなく、自分の感性に従うこと。
そうすれば、いざ、結果が出たときに
人のせいにしたりしない。
感性を磨くこと、自分の感性に自信を持つことは
人生において、もっとも大切なことのひとつだろうと思う。
石の上にも3年。
もし、感性が守られるのであれば、
そうしたほうがいいだろう。
しかしながら、もし、このままでは感性が失われると
自分の感性が訴えているならば、
僕は早めに辞めた方がいいと思う。
その会社での3年勤める経験と
自らの感性を天秤にかけたら、
間違いなく、後者の方が重い。
自分の人生を、自分の責任で生きていくために、
感性を大切に、そして、感性を磨き続けなければならない。