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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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Posted by LOGPORT運営事務局 at

2013年09月15日

努力と報酬は一致しない



「評価と贈与の経済学」
(内田樹 岡田斗司夫 徳間ポケット)

読み始めました。
いいですね、このコンビ。

~~~いきなり引用

岡田さん談:
いましている努力に対して未来の報酬が約束されないと
働く気がしないという人が増えてきたけどさ、
いましている努力に対して未来の報酬が約束された
時代なんて、これまでだってなかったんだよ。

だって、明治維新からあと、20年おきに戦争してたんだぜ。
「約束された未来」なんてあるはずないじゃない。
報酬の約束なんかなくても、とりあえず生き延びないといけないからって
みんな必死で生きてたんだ。

努力と報酬が相関するというのは、理想なの。
はっきり言えば、嘘なの。
努力と報酬は原理的に相関しないの、全然。
するときもあるかもしれないけど、それは例外。

~~~ここまで引用

報酬は運である。
なるほど。
これに対して内田先生

~~~ここから引用

「努力したら、最終的には報酬がある」
ということは言ってもいいと思う。
でも、どんな報酬がいつもらえるのかは
事前には予測できない。

ある種の努力をしているうちに、
思いもかけないところから、
思いもかけないかたちで「ごほうび」がくる。

それはまさに「思いもかけないもの」であって
努力の量に相関するわけじゃない。

~~~ここまで引用

なるほどね。
だから
「努力した分について、すぐに報酬よこせ」
っていうのは、原理的に成り立たないのね。

これはなんとなく分かるなあ。
これを若い人にどう伝えようか、っていうデザインが問われてますね。  

Posted by ニシダタクジ at 04:33Comments(0)