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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年09月25日

答えより問い

大学時代に学ばなければならないことは
たくさんあるだろうけど、
もっとも大切だと思うのは、
「問い」の重要性ではないだろうか。

先日。
インターンの振り返りをしていたとき。
「今回の活動を振り返り、どのように改善したらよいか?」
というようなお題に対して、たくさんの案が出てきたの。

「その中でベスト5を決めてください」
と言ったら、即座に多数決を取ろうとした学生たち。

「多数決ではなくて、話し合いで決めてください。」
と言うと、少し戸惑いながら、
ひとりひとりがコメントをして、なんとかベスト5が決まった。

高校生までは、
何か正解があって、しかもそれはだいたいが
先生というか大人が握っていて、
それに正答することに価値があると思ってきた。

あるいは、会議とは
AかBかCのどれが正解かを決めることであって、
AでもBでもCでもないZを生み出す会議なんて聞いたことがなかった。

そうか。
そこに藤原さんたちがやっていた
よのなか科の実践がチャレンジしていたのだなあと思った。
「正解」から「納得解」へ。いま、その意味が実感できる。

世の中にも、人生にも正解なんてないのだから、
答えを求める自分と決別しなければならない。

そのための有効な手法が
商店街インターンシップなのだと思う。

企業インターンシップと違い、
「売り上げが上がる」ことや
「効率的にやること」だけに価値があるのではない。

そもそも「価値とはなんだろうか?」
という問いを持たなければいけない。

そこで立てた仮説に対して、
アクションを起こして、検証していく。

それがうまくいく場合もあるし、
うまくいかない時の方が多いだろう。
そのときに、どのくらい振り返りができるか?
そこがポイントになってくる。

うまくいったとき、いかなかったとき。
どうしてそうなったのか?
と問い、それを次のアクションにつなげていくこと。

「試作力」
これがこれからの時代に必要となってくるだろう。

答えより問い。
それをいかに言葉でなく伝えるか。
これがコーディネーターの腕の見せ所である。  

Posted by ニシダタクジ at 06:24Comments(0)思い