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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年10月13日

効率、高級、交流

売上高=顧客数×顧客単価
という単純な方程式。
つまり、売上高を上げるためには
顧客数を上げるか、顧客単価を上げるか、または両方上げるか
である。


「商店街再生の罠」(久繁哲之介 ちくま新書)
によると、

そのためには、
効率、高級、交流の
3コウ戦略がとられるという。

「効率」はまさにこれまでのスーパーや100円均一ショップ、ファストフードなどで
行われてきた大量仕入れ、大量販売による
コストダウンによって成り立っています。

広告を打ち、
顧客数を上げていく戦略です。

一方
「高級」路線も健在です。
誰もが知るブランドとなれば、お客さんは
単価の高い商品を買ってくれます。

少量を少しをお客に売るだけでも
売上高は高くなります。

そして、商店街が目指すべきは3つ目の
「交流」戦略です。

とある床屋さんは
いわゆる「まちの床屋」さんで
現在は1000円カットなどのチェーン店に
押されて、厳しい状況が続いています。

ところが、彼の店は
どんどん顧客数を増やしているといいます。

その要因は「釣り」です。
彼は釣りの達人で、
釣った魚をさばく腕も料理人並だといいます。

そんな彼の店には
釣りファンが集まります。

この時期はどこでどんな魚が釣れるのか?
ポイントはココで穴場はココ。

釣りファンであれば、
1時間でも2時間でも話をしたい話題です。

そして、床屋の定休日に合わせて、
店主と釣りに行くお客さんがいっぱいです。

このお店が口コミで広まり、
わざわざ遠方から髪を切りにいく
お客さんが出てきているそうです。

つまり、顧客との接点をつくるのは、
なにも商売に直接関係のある、
「髪の手入れ」などでなくてもよいということです。

様々なことで交流して、
距離を縮めていくことで、
お客さんといいコミュニティをつくっていく。
それが顧客数の増加につながっていく。

これこそが商店街の目指す道だと著者は言います。
なるほどねえ。

そうやって商店街と街の人はつながっていくんだなあ。
内野の商店街はまわりに人がいっぱい住んでいるのだから、
まだまだやれるぜって思います。  

Posted by ニシダタクジ at 05:33Comments(0)