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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2013年10月16日

働き方革命

駒崎さんの講演会@県庁に
いってきました。

中小企業の経営者のおじさん向けの
講演会だったので、
「働き方革命」(駒崎弘樹 ちくま新書)
の内容をものすごく噛み砕いて、ソフトに話をまとめていました。

もっと熱い話、聞きたかったけど、
県庁の主催だから仕方ないかな。

30代男性の
年収ボリュームゾーン(最大派閥)は
2002年には500万円台だったのが
2012年には300万円台になっている。

だから。
共働きしなくてはいけない。

しかも。
高齢化が世界のどこよりも急速に進む日本。
2050年には労働力人口は2/3に。

しかし。
日本には埋もれた資源「女性」の存在がある。

女性が先進国並みに働くことでGDPが4%上昇
(過去20年間のGDP平均成長率は0.9%)

だから。
共働きを当たり前にする、つまり、男性も家事と育児をやる必要。

ところが。
日本の男性の家事、育児に関わる時間は
先進国でも著しく低い。
だから、働き方を変えましょう。

ということで。

駒崎さんのフローレンスでは、取り組み始めました。

1 会議革命
ミーティングの議事録はプロジェクターで映しながら作成し、
「やること」と「期限」を見える化。
会議に全部参加するフルメンバーと一部参加するサブメンバーを分ける。

2 ひと仕事ふたり原則
1つの仕事を二人以上で担当することで「誰でもできる化」
・給与担当 3か月おきに交代(2人体制)
・新規顧客担当 1か月ごとに交代
・採用 2人で候補者を割り振り

メリット
・マニュアル化が進む
・人の育成が進む
・異動がしやすい
・休んでも平気

3 勤務の柔軟化
文章作成、ウェブ作成などの
集中系仕事は自宅でやることが可能(在宅勤務)
日報で報告、タスクが終わっていればOK

4 お助けWANTED

仕事の内容は
「その人でなければできない仕事」と「誰でもできる仕事(=単純作業)」に
切り分けることができる。
仕事の繁忙期は、部門やメンバーによって異なる

⇒繁忙期や人手が必要な作業は作業を切り出し、
ボリューム、締切りを明確化して代行者を募集する。

⇒自部門以外の理解が深まり部門間コラボレーションが起こる。

5 チャレンジ休暇制度

10日以上の連続した休暇を取る
・キャリアの棚卸
・ミッションの明確化

などなど。
実践で使える技が満載。
働きやすい職場として表彰され、
優秀な人材が次々に集まってくるという好循環が起こる。

いいですね。
こういう企業が増えていくことが
日本の未来に必要なのだなあと思いました。

同時に、企業社会ではない、
もうひとつの道、
たとえば、お弁当屋さんを起業して、週3日だけ働くとか、
そういうバランスのとり方もあるのではないかなと思いました。

後者の方を考えていく研究所、
ナリワイ研究所を作りたいなあと思いました。  

Posted by ニシダタクジ at 06:21Comments(0)イベント