2013年10月11日
なぜこの仕事をしていると充実感があるのか。

やりたい仕事病(榎本博明 日経プレミア新書)
いいですね。
大学生が陥っている世界がズバリ書いてあります。
今日はそこではなくて、
エドガーシャイン先生の
キャリア・アンカー理論を振り返って。
キャリア・アンカー(錨)
とはキャリアという船の錨を降ろす場所のことで
長年にわたる仕事生活の拠り所になるものを指す。
誰もがある種の仕事をしているときには、
他の仕事をしているときよりも
安全な波止場に停泊しているように感じるということだ。
そのような感覚を与えるものをシャインはキャリア・アンカーと名付けた。
提示するのは次の8つである。
1 専門コンピタンス:特定の分野でひたすら向上することを目指す人のキャリア・アンカー
2 経営管理コンピタンス:管理職として組織内での出世の階段を昇ることに価値を置く人のキャリア・アンカー
3 安定:何よりも安定した経歴を確保することに価値を置く人のキャリア・アンカー
4 起業家的創造性 新たな事業を立ち上げることに価値を置く人のキャリア・アンカー
5 自律・自立:組織生活が嫌いで自分の納得いくように動きたいという人のキャリア・アンカー
6 社会への貢献:何とか社会に貢献したいという思いを強く持つ人のキャリア・アンカー
7 全体性と調和:仕事と家庭や趣味などプライベートのバランスをとり両立させたい人のキャリア・アンカー
8 チャレンジ:何かに挑戦し続けることに価値を置く人のキャリア・アンカー
となる。
そして、自分にとってのキャリア・アンカーがどれかをつかむために、
次のような問いをめぐって、自分自身を振り返ってみることをすすめている。
・どんな仕事をしているときに充実感が得られるか
・時間が経つのも忘れるくらいに没頭した仕事はなんだったか
・仕事や職場に関して、とくにイヤだと感じるのは、どういうことか
ということだ。
なるほど。
ということはやっぱり、
ある程度働いてみないと、適性とか分からないってことですかね。
やっぱり新卒一発勝負の就職戦線ってもはや賞味期限切れなのだと思います。