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ニシダタクジ
ニシダタクジ
 ツルハシブックス劇団員。大学在学中、「20代サミットメーリングリスト」に出会い、東京王子「狐の木」に育てられました。豊かさとは、人生とは何か?を求め、農家めぐりの旅を続け、たどり着いたのは、「とにかく自分でやってみる。」ということでした。
 10代~20代に「問い」が生まれるコミュニケーションの場と機会を提供したいと考えています。



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2015年12月17日

「人に会う」、「本を読む」、そして「旅に出る」

先週の金曜日のhomeで
半農半Xのワークをして、

西田卓司個人の「やりたいこと」は、
「中学生・高校生と地域の大人をつなぐこと」
ではなく、
「共に悩み、共に未来を見つめること」
だと判明した。

それを、三層構造で実現しようとしているのが、
ツルハシブックスと暗やみ本屋ハックツだろうと思う。

「共に悩み、共に未来を見つめること」のためには、
「場」があったほうがいい。
特に中学生高校生にとっては、
そのような「場」がない。

あるとすれば、
同じ部活の子と話す時間くらいだろうか。

それも大切な時間だろうが、
「未来を見つめる」ためには、
「世界を知る」そして、「過去を知る」必要がある。

昨日の丸山さんの言葉を借りれば、
「自分を相対化する」ことだ。
そのための方法は3つ。
本を読む。人に会う。そして、旅に出る。だ。

この中で中学生高校生にとって、
もっとも入りやすいのが「人に会う」だろう。

その時の「人」は
NPOカタリバで言うところの「ナナメの関係」である
大学生や20代社会人であることが望ましい。

その理由は、年齢が近いからではない。
おそらく、彼ら自身も悩んでいるから、である。

だから、大人でも同じだ。
その人たち自身が悩んでいること。
これからどうやって生きていくか?不安であること。

中学生高校生、あるいは大学生・20代から学ぼうとしていること。
それこそが「場」を構成する大人の条件であると思う。

NPOカタリバが高校で展開するカタリ場がパワフルなのは、
「ナナメの関係」である大学生が、
高校生から、あるいはカタリ場という場そのものから、本気で学ぼうとしているからではないだろうか。

反対に、学校に「場」としての力がないとしたら、、
先生が子どもたちから学ぼうとしていないのではないか。
あるいは先生自身が授業を向上させたりというチャレンジをしていないのではないか。

ツルハシブックスや暗やみ本屋ハックツは、
現代の松下村塾になり得ると思う。

吉田松陰先生は、共に学ぼう、と言った。
その直前に入っていた野山獄では、
獄中で書道教室や俳句教室を開催し、
「学びあいの場づくりで希望は生まれる」ことを証明した。

その、「学びあい」の三層構造を作り出すこと。
これが2016年のツルハシブックスと暗やみ本屋ハックツの
テーマになっていくだろうと思う。

第1の顧客は、中学生・高校生
彼らには、地域の大人との出会いときっかけを。

第2の顧客は、大学生・20代社会人
彼らには、人生を左右するくらいの学びの場と共感できる仲間を。

第3の顧客は、その他の大人たち
彼らには、応援する喜びと、学び続けるという機会を。

悩みを受け止め、
「世界を知る」そして「過去を知る」
ために本を読んだり、学んだりする。
そこから「未来を見つめる。」

「人に会う」、「本を読む」、そして「旅に出る」

その繰り返しで、
人は人になる、と思う。

そんな場を一緒に創らないか?

目の前に学びながら。

  

Posted by ニシダタクジ at 06:41Comments(0)足跡